施設紹介FACILITY INTRODUCTION
施設概要
- 施設名称
- 佐久平クリーンセンター
- 事業主体
- 佐久市・北佐久郡環境施設組合
- 構成団体
- 佐久市・軽井沢町・立科町・御代田町
- 所在地
- 長野県佐久市上平尾2033番地
- 建物構造
- 鉄骨造一部鉄筋コンクリート造、鉄骨鉄筋コンクリート造、4階建
- 敷地面積
- 約19,000m2
- 延床面積
- 約 6,743m2
- 事業方式
- DBO(公設民営)方式
- 設計・施行工期
- 平成28年10月25日~令和2年11月30日
設備概要
- 処理対象物
- 可燃ごみ・可燃性粗大ごみ
- 処理能力
- 110t/日(55t/日×2炉)
- 処理方式
- ストーカ式焼却炉
- 受入供給設備
- ピット・アンド・クレーン方式
- 燃焼ガス冷却設備
- 廃熱ボイラ式
- 排ガス処理設備
- 減温塔、乾式有害ガス除去装置、集じん器、脱硝反応塔
- 余熱利用設備
- 蒸気タービン発電機(最大 1,980kw)
- 飛灰処理設備
- 薬剤処理
- 灰出し設備
- 灰出装置、灰バンカ
施設の特徴
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- ごみの適正処理と施設の安定稼働
- 安定燃焼を実現するストーカ式焼却炉を採用し、ごみ質・量に応じた最適燃焼状態を維持します。
- 積極的に施設運営に関する情報を公開し、地域の皆さまとの信頼関係構築に努めます。
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- 資源循環型社会の形成
- ごみ焼却時の発生熱を最大限に回収して電気に変換するごみ発電(最大1,980kw)を行い、施設運営に活用し、余剰電力は売電します。
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- 環境保全に万全を期した施設
- 排ガス対策は850℃以上の高温安定燃焼によりダイオキシン類の発生を抑制するとともに、集じん器、脱硝反応塔などにより有害物質などを捕捉、分解除去し、法規制値より更に厳しい値まで削減します。
- 廃熱ボイラによりごみ焼却時の発生熱を有効に利用し、蒸気タービン発電機で発電することで、温室効果ガスであるCO2の削減に寄与します。
ごみ処理の流れ

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ごみの流れ
施設に運ばれたごみは計量後、プラットホームから受入ごみピットに投入・貯留されます。その後、貯留ごみピットへ送られ、ごみクレーンで攪拌し、ごみ質を均一化してからごみ投入ホッパより焼却炉内に供給されます。炉内のごみは、ストーカ上を移動しながら燃やされ、灰になります。
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排ガスの流れ
焼却炉から出た高温の排ガスは廃熱ボイラとエコノマイザ、減温塔を通り冷却されます。その後、排ガスに消石灰と活性炭を吹き込むことで、塩化水素、ダイオキシン類の吸着を行います。排ガス中に含まれる有害物質は集じん器でばいじんとともに捕集することでクリーンな排ガスとなって煙突から放出されます。
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空気の流れ
ごみピット内の臭気を含んだ空気は、焼却炉の燃焼用空気として押込送風機により炉内に送られ、完全燃焼されることで臭気が分解されます。
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灰・飛灰の流れ
焼却炉で燃やされたごみは灰となり、資源化または埋立処理されます。エコノマイザ、減温塔、集じん器より排出される飛灰は、混練機で重金属安定化薬剤処理した後、資源化または埋立処理されます。
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蒸気の流れ
ごみを燃やしたときの熱を利用して蒸気を作ります。廃熱ボイラで発生する蒸気は蒸気タービン発電機に送られます。蒸気タービン発電機は最大1,980kWの発電を行う能力があります。作られた電気は施設内で利用し、余剰分を電力会社に売電します。